但馬ペーパークラフト16

麒麟獅子舞

キリンシシマイ

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 DATA

 ページ公開 2016年


 分類:民俗芸能、美術工芸品

 スケール:約1/7

 制作者:RYO


 所在地図(Mapion)



▼ 麒麟獅子舞について

 麒麟獅子舞は、因幡地方に伝わる民俗芸能です。慶安3(1650)年、鳥取初代藩主池田光仲が、
因幡に東照宮(現在の樗谷神社)を勧請した際に、東照宮を象徴する聖獣・麒麟を頭にし、能の猩々を
あやし(先導役)に付けるなど、獅子舞よりも格式の高いものとして奉納された 舞が、その発祥とされて
います。
 その際光仲は、藩内の佐藤・小椋の両氏を「獅子庄屋」という、麒麟獅子舞の指揮や稽古を
あたらせる役職に任じています。こうして確立した麒麟獅子舞は、後に「権現流」や「権現堂流」など、
樗谷神社で奉納された舞の流れを受け継ぐ流派が誕生し、次第に因幡国内の村々の祭礼に
取り入れられるようになりました。その範囲は鳥取市を中心に、西は気高町、南は智頭町、
東は岩美町、また因幡東部に隣接する但馬北西部の、新温泉町と香美町香住区まで、広く分布します。

 但馬地方の麒麟獅子舞は、宇都野神社(浜坂)・大歳神社(居組)・八柱神社(三尾)のものが県指定、
三柱神社(福富)・為世永神社(諸寄)・長田厳島神社(栃谷)・三柱神社(和田)・山宮神社(七釜)・
秋葉神社(千谷)のものが町指定の無形民俗文化財として指定されています。また未指定のものも
含めると合計十数か所で奉納されており、今でも各地区の方々がその伝承に尽力しておられる、
たいへん貴重な伝統芸能の一つです。

(左/香美町香住区鎧・麒麟獅子頭、右/新温泉町指定文化財・宇都野神社麒麟獅子頭)




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